2025.10.09 21:2110月の「ふれあいブックカフェ」10月8日ふれあいブックカフェを開催しました。参加者は13名でした。今月は朗読サロン<ひととき>所属の生野公子氏が加藤多一作「馬を洗って・・・」を朗読してくださいました。北海道生まれの著者が北海道の大自然を舞台に、馬への愛情、家族内葛藤、戦争の爪痕を盛り込んだお話。ソンキと名付けられた3本白の馬を出征前の兄が川で洗うシーンから始まる。「3本白」とは3本の足首が白く、不吉として古来忌み嫌われており、父親はことあるごとにソンキに乱暴をするが、これには理由があり、妹が馬に蹴飛ばされ死んだり、ソンキをかわいがっていた兄が出征したりとよくないことが続いた。そして戦地から帰った兄がソンキに蹴飛ばされて死んだ。しかし、その後母の手紙で兄の死は自殺だったと・・・。 朗...
2025.09.20 07:239月の「お楽しみDay」9月の「お楽しみDay」は「玉ちゃん図書室秋まつり」でした。ゆっくり楽しんでいただくために3回に時間を分けて15名の方にご参加いただきました。「お菓子の掴み取り」はびっくりするくらいたくさん取れる子もいて用意していた袋から溢れそうに!小さなお子様には台を低くして取りやすくして挑戦してもらいました。「糸引きおもちゃ」ではおもちゃをじっくりと選んでから紐を選んでもらえたし、「スーパーボール救い」はなかなか紙が破れないので、お椀がいっぱいなったら終了〜という子もいました。浮かんでいるスーパーボールだけでなく、沈んでいる金塊(もちろんおもちゃ!)を取りにいこうと果敢にも挑戦する子もいて見事にゲット。「夏祭りでは人が多くて近寄ることもできなかったんです」という小...
2025.09.10 22:189月の「ふれあいブックカフェ」本日10日は、9月のふれあいブックカフェの日でした。まだまだ暑さが厳しくて出席者が少なくお当番を含め4名での開催となりました。とてもこじんまりした集まりではありましたが膝すり合わせの活発な話し合いになりました。紹介された本は以下の4冊でした。①後藤正治 「ベラ・チャスラフスカ 最も美しく」 文藝春秋 2004年 ベラ・チャスラフスカ(1941〜2016)は、1964年東京オリンピックで金メダルに輝き、その活躍に日本中が熱気に沸いたのを記憶している方も大勢いらっしゃると思います。チェコスロバキアの政情や身内の不幸な出来事に翻弄され、精神を病みつつも果敢に生き、2011年東北大震災のときには支援のため訪日もしました。本書は2004年に著者がプラハに行き情報...
2025.08.23 08:038月の「お楽しみDay」本日は8月のお楽しみDay「エプロンとマスコットを作ろう」でした。急遽お休みの方がいて午前中6名午後4名のご参加でした。今回は初めて参加してくださる方も多く、楽しんでいただけるかちょっと緊張して始まりましたが、針の扱いがとても上手でさくさくエプロンが出来上がりました。次はおにぎりマスコット。エプロンで針の扱いに慣れた様子でこちらもあっという間に周りを縫って、ひっくり返して綿を詰めます。そろそろ疲れて飽きてしまった子もいましたが、忘れずにおにぎりの具も入れて、おにぎりの形を整えた後は、嬉しそうに目玉や海苔を貼ってくれました。キャンセルの方が出たので参加者一人にスタッフが一人つける形になりましたが、最初から最後までほぼ一人でできる子もいて私達も驚くほどでし...
2025.07.21 00:437月のお楽しみDay19日(土)は7月のお楽しみday、11名の方にご参加いただきました。紙芝居の読み聞かせの後、タオル地のリュックの作成です。今までぬいぐるみや巾着作りに参加してくださった方もいたのですが、タオルだと生地の大きさ、柔らかさで今までとは勝手が違い、なかなかうまくいきません。途中で疲れてしまった子もいましたが、手慣れた様子でさくさく出来る子もいました。数ヶ月前初めて毛糸針を扱った時より慣れた手つきになっていて少しうれしくなる時もありました。バタバタ色々ありましたが、最後はみんなが嬉しそうに笑顔でリュックを背負ってくれるのを見たら疲れも吹き飛びます。スタッフも皆忙しくて写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。今回は写真が少なく、様子がお伝えできなくて残念です...
2025.07.10 21:327月のブックカフェ9日(水)は定例のふれあいブックカフェの日でした。暑さの中10名の方が汗をかきながら坂道を登って集まりました。図書室内はクーラー、扇風機、団扇に扇子などを総動員して火照った体をまずは冷まして…(フーッ!)、冷たい麦茶でのどを潤してからスタートしました。今月は、図書室にある本と映像を楽しむ会でした。浅田次郎著「母の待つ里」新潮文庫 2024年(単行本での出版は2022年)は先ごろNHKBSでドラマとして4回にわたり放送されました。その中から小説でも最初に登場する会社社長の松永徹の40年ぶりの里帰りを視聴しました。この物語は、富裕層向けのカード会社(年会費35万円)が企画する‵ふるさとをあなたに′という一泊二日50万円の旅という奇想天外な設定です。カード会...
2025.06.21 05:497月のお楽しみDay本日は7月の「お楽しみDay」、暑い中15名の方にご参加いただきありがとうございました。まずは拍子木を打ち鳴らしてからの紙芝居「あめふりたろう」の読み聞かせ。図書室には紙芝居枠があるので、絵に集中できぐっと雰囲気が出てお話に引き込まれます。そのあとは「あじさい飾りの小物入れ」を作りました。今が季節の紫陽花を自分たちで作っていき、小物入れの蓋に貼り付けるととても素敵な入れ物が出来上がります。見た目は豪華なのですが、作り方はいたってシンプル。小さく切った紙を一枚ずつ綿棒で刺していくと素敵な花になっていきます。紫陽花ができた子から、次の作品にチャレンジ。サンプルはひよこかペンギンでしたが、自由に作っても大丈夫です。色を選んでもらったら、紙を自分で切っていきま...
2025.06.11 12:166月のふれあいブックカフェ6月11日(水)定例のふれあいブックカフェを開催しました。昨日から関東地方も梅雨入りとなり、小雨がパラパラ・高湿度とあいにくの空模様でしたが、12名の方々が出席されました。今月は、坪谷美穂子氏による朗読でした。以前にも石牟礼道子作「苦海浄土」を朗読くださいましたが、今回は、白洲正子作「能の物語」より『二人静』を約20分間、途中能の謡も含めた心打つ朗読でした。まずは原作者の白洲正子についてですが、彼女は秀でた作家というよりは、芸術をこよなく愛し、様々なジャンルの芸術家と交流・支援をました。町田市鶴川にある「武相荘」は夫の次郎氏と共に活動や生活の拠点として暮らし、多くの著名人ともここで交流をしました。ちなみに武相荘は今や町田市の観光スポットになっています。...
2025.05.17 11:515月のお楽しみDay5月のお楽しみDayは生憎の雨のお天気でしたが14名ご参加いただきました。絵本の読み聞かせの後は、紙コップと毛糸でカゴを作り。今回は2種類のカゴを作ったので、それぞれの毛糸、持ち手、飾り・・選ぶものがたくさんあります。またいくつかのコツや注意点もあり2個目を作り始める頃には疲れてしまった子も何人か・・・・、そこはスタッフがお手伝いをして、どうにか2個仕上げることができました。色々楽しんでもらおうと盛りだくさんになってしまいましたね。来月は紫陽花飾りの小物入れです、ありがたいことに帰り際に来月のイベントにも申し込んでくださる方がたくさんいます。SNSやチラシを見て興味を持ってくださった方はお早めにお申し込みいただくことをお勧めします。また本を借りて帰って...
2025.05.14 21:535月14日の「ふれあいブックカフェ」5月14日のふれあいブックカフェは「出張 脳科学相談室」、19名のご参加で大盛況の1時間半でした。色々お話しくださったのは玉川大学の奥村哲教授と高岸治人教授。脳科学・・・とちょっと馴染みのない分野なので、まずは玉川大学の脳科学研究所の施設のお話を伺いましたが、日本一と言っても過言ではない素晴らしい施設がこんな身近にあることに驚きました。次に奥村教授と高岸教授がどのような研究をされているか図やデータを交えてお話ししてくださり、科学技術コミュニケーションをめぐる現状や、社会との関係、「難しくてよくわからない」で片付けられないよう科学者と社会が対話していく大切さをご説明してくださいました。そこで今回のように研究者が大学を出て、対話をする機会が設けらたようです...
2025.05.11 23:165月10日「ふれあいブックカフェ」5月10日(土)はいつもの日程とは異なりましたが、先月開催の谷川俊太郎のことばの世界の第2弾、生前の谷川俊太郎と交流のあった田所恭介氏による「みんなで詩を楽しもう!」でした。生憎のお天気にもかかわらず遠方からご参加くださった方もあり、総勢14名でとても賑やかでした。田所氏は長く小学校の教員をしておられ、当時の教え子の方が3名も参加され、谷川俊太郎が子供たちをとても愛していたように田所氏も小学校での教育に詩やことばを通して子供たちを導いておられたんだな~とほのぼのとした気持ちになりました。お話の中にはたくさんのメッセージが込められていたように思います。全部をご紹介できないのは残念ですが、いくつかをご紹介します。*文字がなくても詩はある なぞなぞ、しりとり...
2025.04.20 22:294月のお楽しみDay19日(土)のお楽しみDayは15名の参加。とても賑やかな時間となりました。紙芝居の読み聞かせの後は「もこもこ毛糸のストラップ作り」こちらは先週の「きんじょの学園祭」でも作ったものと同じなのですが、学園祭のワークショップにも参加してくれた方が何人かいてご家族にプレゼントしたそうでう。2個、3個と作りたくなるかわいい作品なんですよ。スタッフは事前に、作り方と注意点の打ち合わせをします。なるべくお子さんが自分で頑張って、工夫して取り組んでもらえるように、ポイントだけ伝えて後は任せるようにしています。集中して目をキラキラさせながら取り組んでいる時の様子と、出来上がった作品を見せてくれる時の笑顔を見ると「この企画をやってよかった!」と思って嬉しくなる瞬間です。...