定例のふれあいブックカフェを開催しました。
あいにくの小雨降る中でしたが、久しぶりの方も含め8名の参加がありました。
いろいろなジャンルから以下の8冊の本が紹介されました。過去から現在、身近なことから世界のこと・・・いろいろな話が飛び交い、頭の中は大忙しでしたが、心は怒り、やさしさ、懐かしさなどそれぞれの本からのメッセージを受け止めることのできた素晴らしい時間になりました。
*東京のおいしい名建築さんぽ 甲斐みのり エクスナレッジ
都内には素晴らしい建造物がたくさんあり、「ここは行ったことがある」「ここはまだだから行ってみたい!」など参加者の体験談と共に知見が広がりました。
*生きのびるための事務 坂口恭平(原作) 道草晴子(漫画) マガジンハウス
Webでヒットした漫画が書籍化されたもので、紹介者は「やりたいことをやり続けることが才能」という言葉にいたく同意したそうです。継続は力なりでしょうか?やり続ければ自信や希望を持って生きられるかもしれませんね!
*歌集 ゆふすげ 美智子 解説 永田和宏 岩波書店
上皇后さまが詠まれた466首を納めた歌集。これまで一般に目に触れることのなかった歌が歌人永田和宏により紹介されています。
*美智子さまの恋文 橋本明 新潮社
著書は上皇さまのご学友のフリージャーナリストです。上皇后美智子さまが当時の皇太子とのご結婚を決意された時の心構えが紹介されています。上記歌集と共に読むと、民間から皇室に嫁ぎ苦労された美智子さまが幸せだったことがわかったそうです。紹介者のホッとされた表情にホッコリしました。
*同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬 早川書房
第11回アガサ・クリスティ-賞、2022年本屋大賞、直木賞候補となった小説。第二次世界大戦中に、母親をナチスドイツに殺された少女がソ連赤軍の女性狙撃手として成長し戦火に巻き込まれていく大作。戦争の生々しさを克明に描いているため、今世界で起きている争いについて身近に想像せざるを得ません。近未来のための備えの必要性を感じさせられました。
*花散る里の病棟 帚木逢生 新潮文庫
第二次世界大戦からコロナの時代まで4代続く町医者の物語。それぞれの時代にそれぞれの戦いがある。二代目の従軍時代の言語に尽くせない悲惨な状況は前出の「同志少女・・・」と共通する戦争の実態に心が沈んでしまいそうになる。4代目のコロナ禍での町医者としての病院運営には心が救われました。
*トムは真夜中の庭で フィリッパ・ピアス 高杉一郎訳 岩波書店
トム少年が自己発見・自己実現をしてゆく傑作ファンタジー。紹介くださった方は、久しぶりに読みたくなり新しく購入されたそうです。参加者それぞれから、懐かしい、昔よく読んだよね、などの声しきり。歳を経て読み返すことのよさ、今の自分だから感じられることがあると笑顔が素敵でした!
*ごっちぼっち (連載) 斉藤陽道 暮らしの手帖
よっちぼっち 斉藤陽道 暮らしの手帖社
宝箱 写真集 斉藤陽道 ぴあ
聴覚障害を持つ夫婦と健聴児の家族の心温まるお話として紹介されました。暮らしの手帖に連載されていた記事を読み、はまったとのこと。最初二人の子どもと4人家族だったので‘よっちぼっち’、後に一人子供が増えて‘ごっちぼっち‘になった、このネーミングを聴くだけでも温かな家族像が想像できちゃいます。家族の中でどんなことが起きているのか覗いてみたくなりました。写真集も素敵でした!
次回は、「谷川俊太郎」の言葉の世界をめぐります。谷川俊太郎のどんな作品に出会えるかお楽しみに。