5月14日のふれあいブックカフェは「出張 脳科学相談室」、19名のご参加で大盛況の1時間半でした。
色々お話しくださったのは玉川大学の奥村哲教授と高岸治人教授。
脳科学・・・とちょっと馴染みのない分野なので、まずは玉川大学の脳科学研究所の施設のお話を伺いましたが、日本一と言っても過言ではない素晴らしい施設がこんな身近にあることに驚きました。
次に奥村教授と高岸教授がどのような研究をされているか図やデータを交えてお話ししてくださり、科学技術コミュニケーションをめぐる現状や、社会との関係、「難しくてよくわからない」で片付けられないよう科学者と社会が対話していく大切さをご説明してくださいました。
そこで今回のように研究者が大学を出て、対話をする機会が設けらたようです。お忙しい先生たちが時間をとってくださる貴重な機会に携わることができ、何か次に繋げる企画ができないか妄想が膨らんでいきます。
奥村教授の専門は小鳥の脳、小鳥の歌の研究をされて実際に実験による小鳥の歌の変化も聞かせてもらい、人と共通する点などをお話ししていただくと朧げながら脳の研究のイメージが湧いてきました。
高岸教授の専門は社会神経科学で人の社会性の背後にある脳の働きについてお話ししてくださいました。どのような行動をしたときに脳からどのような物質が分泌されるかなど、私たちの普段の生活と脳の関係のお話をしてくださり、先生のお話に納得するように頷いている方がたくさんいました。
さすが大学で講義をされている教授は話術も巧みで、時折笑いを交えながら、私たちの興味、関心を離さないあっという間の1時間でした。今回はいつもより時間を延長しての12時まででしたので、残りの30分は質問コーナーとなり早速数名の方が手をあげて、
性格と脳の関係や脳と腸の関係、スマホが脳に与える影響、認知症と脳、などなど質問はつきず、どれも身近なものでその一つ一つをテーマにして「脳科学相談室」を開催していただきたいほどでした。
図書室というアットホームな雰囲気で、「脳科学」のことを身近に感じられた1時間半でした。ありがとうございました。
図書室には先生たちおすすめの脳科学の本の貸し出しを始めました。こちらの本は通常の玉ちゃん図書室の本とは異なり、返却は図書室に限っています(他のきんじょの本棚への返却は不可です)が、脳への興味がますます深まるような興味深い本がありますので是非手に取ってみてください。
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