新しい年の最初の「ふれあいブックカフェ」を開催しました。
新年早々に能登半島地震で被災された人々に思いを馳せながら、好きな本について語り合える時を持てることに感謝して始めました。
本日、紹介された本は、①星野道夫「ノーザンライツ」新潮社 ②ジョン・クラカワー「荒野へ」集英社文庫 ③猪熊弦一郎「マチスのみかた」作品社 ④坂井希久子「妻の終活」祥伝社 ⑤真田正明「最高の一年」さくら舎 ⑥夏川草介「スピノザの診察室」水鈴社 以上の6冊。本の写真を撮るのを忘れてしまう程それぞれの方の語りに引き込まれてしまいました。
①はアラスカを舞台にしたノンフィクション、スケールの大きさもさることながら、そこに住む人と外から入ってきた人の大地への価値観の違いに心を打たれるでしょう。②はサスペンス風のノンフィクション、アラスカの極寒の荒野で青年はなぜ死んだのか、映画にもなり米でベストセラーとなりました。③はマチスに造詣の深い画家でもある作者が紹介するマチスの魅力が詰まっています。紹介くださった方が個人的に仕事を通して知り合った時のエピソードも含め興味深いお話が聞けました。④,⑤は、いのちの最期にまつわる夫婦の在り方がテーマ、さて私はどんな最期にしたいか考えてみたくなりました。⑥は「神様のカルテ」の著者による京都の地域診療所が舞台の話。命について考えさせられるでしょう。
なかなか自分一人では探さない又は探せない本に出合え、そして紹介者から面白いお話が聞けるのが、何とも至福のひとときでした。
次回は、山本周五郎の「鼓くらべ」の朗読を予定しています。興味のある方のご参加お待ちしています。
大人向けの蔵書もたくさんあります。毎週水曜・土曜日開室時に是非お立ち寄りください!
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